創設者たちが引退した。世代が僕たちに移った。
STRAKの看板を僕たちが背負うことができるのだろうか。
不安だった。先輩たちのように僕たちがこのサークルを引っ張っていけるのか。
とにかく不安だった。
 
しかし世代交代直後ぎこちなかった練習なども、徐々に慣れていった。

道路がすべる季節にはスノボー合宿に行った。皆白銀の世界に感銘し興奮した。
楽しかった。が、相変わらずバスはしんどかった。

桜も咲くころ、多くの新入生が入ってくれた。
雨の中での岡大入学式で必死にビラを配ったことは思い出深い。
STARKは大規模サークルになっていた。

夏合宿は今年もロマンツェへ。星空が美しいこの地に50人以上が参加した。
大人数すぎて大変だったが皆楽しんでくれたはずだ。
この年から1〜4年すべての学年がおり、お互いのプライドをかけて試合をした。
熱かった。全員がレベルアップした合宿になった。

今年も学祭に出店を決めた。予想以上に繁盛した。皆のがんばりがあったからだ。
深夜のハイテンションは良い思い出だ。

僕たちの世代の役目は終わった。第二の世代交代だ。泣いた。辛かった。
しかししんどいぶんだけの充実感がそこにはあった。寂しさが僕たちを包んだ。
仲間がいたからこそ僕たちはがんばれたのだ。あとは全てを後輩に託そう。

そして新しい世代の STARK が走り出す。


てつじ

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